S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カテゴリ
HOMEPAGE
以前の記事
検索
フォロー中のブログ
ライフログ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
小材健治/ばん設計小材事務所
こんばんは。すまいとの岩谷です。
外は冷えてきました。
道行く人が襟をかき合わせていました。6月が目の前だというのに。。。

さて、今日ご紹介する二人目の建築家は、小材健治さん(ばん設計小材事務所 )です。

建築家ポートフォリオ&住まいの作品集
■小材健治  ばん設計小材事務所


【家づくりについて】
小材健治/ばん設計小材事務所 住宅のコンセプト
私たちはいろんなストレスを抱えて日々過ごしています。仕事場でも学校でも癒しを求めて出かけた旅先であっても・・・。せめて家の中では気を張らない素の自分でいられる空間がほしいと思っています。かっこつけない、かざらない等身大の自分でいられる住宅。生活感があって当然、生活しているのだから。それも全部フッくるめて受け止めることが出来る住宅。普通なことですが、以外と難しい。

住宅のデザイン
事務所の名前「ばん」はアメリカ開拓時代に建てられた農場の納屋BARNからきています。村人総出で建てたセルフビルドの建築で、素朴な中にも独自の工夫やデザインを施したそれは、小手先のデザインで効果を狙ったものにはない経験に裏打ちされた骨太で、力強い機能美がそこにあります。過度な装飾やデザインのためのデザインではなく、その住宅に最小限あるべきと考えるデザイン、それを選択することが重要だと考えています。

住宅の機能
住宅に求められる機能は、その家族の関係、おかれている社会の状況などによって少しずつ、でも確実に変わって行きます。新築時には完璧に要求を満たした住宅であっても、時とともにそこにズレが生じて来る事は必然と言えます。必要はことは、変化のある程度の予測のもと(決めつけてしまうことは、また危険ですが)、骨格である変わるべきでない部分と変わっていくだろう部分を見極めながら、それに相応しい空間づくりをすることと思っています。


【住宅01】 城南の舎   変わり続けるもの
小材健治/ばん設計小材事務所
小材健治/ばん設計小材事務所 小材健治/ばん設計小材事務所
城南町は熊本市南部に位置し、近年ベットタウンとして住宅建設が目立ち始めているものの、まだまだ自然豊かな土地である。敷地東にも以前ため池であった窪地が大きく広がり、その周辺には雑木が茂っている。その中でも目を引くのが、東南の角にある2本のムクの木であった。100年は経っていると思われるこの大木は、多少オープン過ぎる敷地を程良く閉じて、夏場には心地よい木陰を提供していた。比較的恵まれた広さの敷地のため、建物配置は自由に想定することが可能であったが、計画の早い段階で、この大木に正対する位置に自然と収れんしていった。
平面構成は、ローコストの要求から、単純矩形の2階建てとした。1階は土間と板間を中心とした大きな共用の空間で、その東南のコーナー部分には2層吹き抜けの大きな開口を設け、大木の垂直方向へ伸びる野太い流れを室内に取り込んでいる。2階は三つの居室から構成されているが、将来の住まい方の変化に対応できるよう、性格付けを避けた、曖昧な位置づけとした。一定以上の広さを確保した各居室には、複数の入り口を設けており、備え付けの大型の移動家具によって、簡単に分割することが可能となっている。それに対して1、2階を貫いて、建物中央に配置した白いボックスは、樹木の幹のような、変化成長のためのよりどころとして位置づけた。
内部の可変性を受けて、外部形態も変化・変容する箱を想定した。箱の一部がめくれ、傾き、スライドすることで、開口部、塀、庇、デッキへと変化していく。結果、それぞれの性格は曖昧なものとなり、変化が継続されることで、大木とともに成長することを期待した。

【住宅02】 阿蘇の舎  変わり続けるもの
小材健治/ばん設計小材事務所 小材健治/ばん設計小材事務所
小材健治/ばん設計小材事務所 小材健治/ばん設計小材事務所
観光地阿蘇の中でも仙酔峡にほど近いリゾート地。その一角に建設した専用住宅。住まい手は官公庁を退職して、関西の自宅を残しつつ地元熊本にも拠点を希望されたご夫婦で、別荘的性格も持っている。
南には阿蘇で最も高い高岳を望み、400坪近い広大な敷地には40本以上の山桜が原生するという恵まれた環境。計画においてはこの桜の位置を測量することから初め、それらを極力痛めずに建物を配置することを前提として計画を進めた。結果、南側の住宅と主要室の距離をなるべく取りながら、かつ樹木の伐採を最小限に押さえるよう、敷地にたいして20度の角度を付けて配置した。また1階レベルをGLから1.4M上に持ち上げることで、建設後再び地盤面を元の植生に戻している。この地では自然そのものが主役であり、そこに建てさせてもらうという謙虚さが必要と思った。
平面構成は極力単純に1階にパブリックスペース(和室、居間、食堂、水回り)を、2階には個室2室を用意した。1、2階とも各室の外部に木製デッキが張り出し、半屋外空間として、四季折々の細やかな変化を見せる自然と、また時には荒々しい態度を見せる大きすぎる自然との向かい合うための空間となっている。


詳しい情報は、こちらから!
[PR]
by sumaito_news | 2008-05-30 19:22 | 建築家